料理にハーブを使ってみたいけど、初心者だからどれがおすすめなのかわからない!
できれば自分で育てたハーブを使いたいけど、育てるのは簡単にできるの?
ハーブ栽培初心者の方にとって、自分で育てたハーブを料理に使うのは夢でもありますよね。
今回は、室内でも育てられるおすすめのキッチンハーブを10種類選んでご紹介します!
種類によっては栽培キットとしても販売されているため、気軽に育てられますよ!
ある
日本のどこかで働く薬剤師。
薬学の知識を活かしつつ、ハーブ、アロマについて日々勉強中。
【取得済】
・アロマテラピー検定1級
・AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
・和ハーブ検定2級&1級
バジル
イタリアンの定番ハーブといえば、バジルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
使い勝手がよく、丈夫に育つので、初心者でも栽培しやすいです。
バジルティーは自律神経を整え、喉や鼻の痛みを和らげる効果を持っています。
また、ジェノベーゼソースを作っておけばさまざまなシーンで使うことができ、また保存もきくため料理の幅も広がるでしょう。
ジェノベーゼソースには、バジルの中でも一般的な品種であるスイートバジルを用いることが多いようです。
以下の記事では、バジルの種類や育て方について詳しく紹介しています。
バジルについて詳しく知りたい方は必見です!
カモミール
カモミールは大きくわけて2種類存在し、飲食に用いられるのはジャーマン種と呼ばれるものです。
寒さに強く、こぼれ種でも増えていきます。
カモミールティーはミルクと相性がよく、体を温めてリラックスさせる効果を持つため、不眠症や生理痛の緩和に用いられることも。
摘み取るタイミングですが、花弁がそり返ったら収穫時期です。
また、夕方になると花が閉じてしまうため、なるべく朝方に摘み取るのがおすすめです。
コリアンダー
パクチーという名前でおなじみのハーブがコリアンダーです。
独特の香りや味を持つため、タイ料理やベトナム料理には欠かせません。
カモミールと同様、寒さに強く、こぼれ種でも増えていきます。
蒸し暑さや乾燥に弱いので、水切れさせないようにしっかり水やりをしましょう。
株が草丈20cmに満たないような小さいうちは、葉を摘みすぎないようにするのもポイントです。
パセリ
料理によく添えられているものはカーリーパセリという品種です。
一方で、カーリーパセリよりも苦味がマイルドで平たい葉をしているものはイタリアンパセリという品種になります。
いずれも栄養満点で、月経促進や美肌などに効果があると言われるほどです。
低温のオーブンでじっくり焼いて水気を飛ばしたものは保存がきくため、さっと取り出してスープのトッピングなどに利用できます。
夏の高温や強い日光が苦手なので、夏場は半日陰に移して乾燥させないように気をつけましょう。
ルッコラ
ロケットという別名でも知られる、イタリア料理には欠かせない定番ハーブです。
カルシウムやビタミンC、鉄分を豊富に含むほか、ルッコラは独特の辛みがあります。
ルッコラがつける小さな白い花も食べられる部分なので、サラダなどのアクセントにもおすすめです。
食べられる花を「エディブルフラワー」と呼びます!
生長が早く、種をまいて1ヶ月ほどで収穫できるようになります。
独特の辛みが引き立つような、風味が強い食べ物と組み合わせるとおいしくいただけますよ。
ミント
爽快感のある香りでおなじみのミントは、種類が豊富で600種以上も存在するといわれています。
繁殖力が強くて育てやすいため、初めてのハーブ栽培にもおすすめです。
ミントといえば、ケーキなどのデザート類や飲み物の飾りに使われているイメージが強いですよね。
サラダに混ぜたり、他のハーブティーに少量加えることで全体の味が引き締まり、おいしさがアップします。
また、ミントのハーブティーは胃もたれや便秘を解消する効果も持っています。
生育が旺盛なので、育てる際は24cmほどの少し大きめの鉢に植えるのがおすすめです。
以下の記事では、ミント栽培初心者さん向けにミントの育て方について徹底解説しています。
ミントの育て方を詳しく知りたい方は必見です!
レモングラス
タイ料理のトムヤムクンに使われるハーブとしても有名なレモングラスは、葉がすすきのように細長く、爽やかなレモンの香りが特徴的です。
ハーブティーにする際には香りの強い根元の部分から切って使うとおいしくいただけます。
虫除け効果もあるため、他のハーブと一緒に植えるのもおすすめです。
寒さに弱いので、うまく冬越しさせる必要があります。
以下の記事では、レモングラスが睡眠に効果的であることを紹介しています。
手軽に睡眠の質を上げたいと考えている方は必見です!
ローズマリー
ローズマリーの葉は薬効が高く、炎症を抑えるほか、消化不良の改善にも効果を示すとされています。
独特の強い香りがするので、使用する際は控えめにするといいでしょう。
乾燥させても強い香りが残るため、ポプリなどにも向いています。
また、防虫効果もあり、料理だけでなく他の用途としても使用できる万能選手です。
例えば、ハンガリーウォーターの材料としても使われています。
育てる際は枝を老化させないように刈り込んでやるのがおすすめです。
レモンバーム
別名メリッサとも呼ばれるレモンバームは、脳の活性化や強壮作用があるとされ、若返りのハーブとも呼ばれています。
葉には爽やかなレモンの香りがあるのが特徴的です。
レモンバームをウォッカや焼酎で漬け込んだチンキ剤は虫刺されのかゆみ止めにもなり、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
繁殖力が強く、ほとんど手をかけずとも育てやすいハーブのひとつです。
チャイブ
ビシソワーズには欠かせない、フランスでは特によく使われるハーブです。
チャイブを細かく刻んで冷凍保存しておくと、薬味のように使えます。
チャイブの香りには害虫を寄せつけない効果があるといわれており、バラや野菜などと一緒に植えられている光景を見ることもあるでしょう。
乾燥が苦手なので、水切れしてしまうと葉が折れたり、変色したりします。
冬場は地上部が枯れてしまいますが、根は生きているので、土が乾いたときは水やりするようにしましょう。
キッチンハーブの魅力は無限大!
今回は、室内でも育てられるおすすめのキッチンハーブを10種類ご紹介しました。
室内で育てられるキッチンハーブは他にもたくさんあるため、ぜひお気に入りのハーブを見つけて育ててみてください!
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