ストレスを感じる状態が続くことで、ときには自律神経の乱れが生じます。
また、心理面だけではなく、行動面や身体面の乱れが生じることも。
乱れた自律神経をアロマの力で整えることはできるの?
この記事では、自律神経のはたらきや、自律神経の乱れによって生じること、また自律神経を整えるおすすめのアロマと使い方を紹介しています。
アロマを活用し、ストレスを和らげましょう!
ある
日本のどこかで働く薬剤師。
薬学の知識を活かしつつ、ハーブ、アロマについて日々勉強中。
【取得済】
・アロマテラピー検定1級
・AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
・和ハーブ検定2級&1級
自律神経系のはたらきとは?
自律神経系は、呼吸、血液などの循環、物質の代謝、体液の保持など、生命にとって重要な機能のコントロールをつかさどっているシステムです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類が存在しています。
活力を高める交感神経は、緊張や興奮、不安が強いと機能が亢進しすぎる傾向にあります。
リラックスを導く副交感神経は、抑うつが続くことで交感神経の機能が低下することにより、副交感神経の機能が亢進するようになります。
自律神経が乱れるとどうなるの?
自律神経が乱れることで、自律神経に支配されている臓器のはたらきに異常が生じ、さまざまな自覚症状が出てきます。
個人差はありますが、頭痛、めまい、不眠、食欲不振、下痢、便秘、息切れ、心臓部の圧迫感、震え、冷感、発汗異常などといった症状が見られます。
自律神経を整えるおすすめのアロマは?
この記事では、自律神経を整えるおすすめのアロマとして8種類の精油をご紹介します。
イランイラン
フローラル系の香りを持ち、有名ブランドの香水にも利用されている精油です。
リラックス状態へと導いてくれますが、吸入のしすぎは頭痛を引き起こす場合もあるため、注意が必要です。
ローマンカモミール
ハーバル系の、リンゴのような香りを持つことから「大地のリンゴ」と呼ばれている精油です。
体を芯から温め、心身を休息させるはたらきがあります。
ラベンダー
古代から薬用や浴用として利用されてきた、フローラル系・ハーバル系の香りの精油です。
心を落ち着け、ストレスを和らげることにより、ストレスが原因の症状を改善してくれます。
ベチバー
ハーバル系・ウッディ系の香りを持つ精油です。
土を思わせるような独特の香りは、大地に足をしっかりとつけるような安心感をもたらし、心を落ち着かせます。
ネロリ
フローラル系の香りを持つ、ビターオレンジの花の精油です。
不安を鎮め、心を穏やかにする作用を持つため、神経系の症状の改善に役立ちます。
プチグレン
シトラス系の香りを持つ、ビターオレンジの葉や小枝から作られる精油です。
同じ植物から作られるネロリとは異なり、少し苦味のある香りを持つことから、男性にも好まれます。
ネロリと同様に、神経系の症状の改善に役立ちます。
グレープフルーツ
シトラス系の香りを持つ精油です。
爽やかな香りの中に甘みがあり、またほんのり苦みもあります。
柑橘系の香りが交感神経にはたらきかけるため、気分転換にぴったりの精油です。
クラリセージ
ハーバル系の香りを持つ精油です。
ナッツのような甘い香りが特徴的で、疲れた心や身体の緊張を和らげてくれます。
自律神経を整えるアロマのおすすめの使い方は?
ディフューザーやアロマストーンに精油を滴下するなど、部屋に香りを漂わせてゆっくりと楽しむことで、よりリラックス効果が得られます。
また、入浴時に浴槽に精油を入れ、10分以上入浴するとリラックス効果が得られやすいです。
精油は水には溶けないため、皮膚刺激のある精油は必ず希釈して使用するようにしてください。
適度なストレスは人生のスパイス!でも無理は禁物!
適度なストレスは向上心を刺激し、成長へとつながりますが、過度なストレスは心身をともに疲弊させるため、無理は禁物です。
今回ご紹介したアロマを使用しても改善が見られなかった場合は、病院を受診するようにしてください。
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以下の記事では、自律神経を整えるハーブティーを紹介しています。
ハーブティーで自律神経を整えたい方は必見です!
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