妊娠中にハーブティーって飲めるの?
ハーブティーを選ぶときに注意することはある?
妊娠中は食べ物や飲み物、薬など、摂取するものに気をつけなければならないですよね。
では、ハーブティーは妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?
実は、妊娠中でもハーブティーは飲めます!
今回は、妊娠中でも飲めるおすすめのハーブティーを紹介します。
妊娠中に控えるべきハーブの種類や注意点も一緒に解説しているので、この記事を読んでハーブティーを選ぶ参考にしてみてください!
ある
日本のどこかで働く薬剤師。
薬学の知識を活かしつつ、ハーブ、アロマについて日々勉強中。
【取得済】
・アロマテラピー検定1級
・AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
・和ハーブ検定2級&1級
妊娠中にハーブティーをおすすめする理由
妊娠中は胎児への影響があるものは摂取を控える必要があります。
日常的に摂取する可能性があって、特に気をつけたいのがカフェインです。
カフェインには興奮作用や利尿作用があり、胎盤を通じて胎児に影響を与えやすいと言われています。
また、カフェインの摂りすぎは夜に寝づらくなるかもしれません。
じゃあ、どんな飲み物にカフェインが含まれているの?
カフェインというとコーヒーがパッと思い浮かぶかもしれませんが、紅茶や緑茶にもカフェインが含まれています。
では、カフェインを含まない飲み物には何があるのでしょうか?
そこでおすすめなのが、ハーブティーです!
ハーブティーにはノンカフェインのものがあり、リラックス効果も得られます。
また、カロリーも控えめなので、体重増加の心配もほとんどありません。
ビタミンやミネラルなども摂取できるため、ハーブティーは妊婦さんにおすすめの飲み物です。
妊娠中におすすめのハーブの種類
妊娠中におすすめのハーブを6種類紹介します。
どんな効果があるのかも一緒に解説しているので、ハーブティーを選ぶ際の参考にしてみてください。
ルイボス
ルイボスにはミネラルが豊富に含まれています。
また、抗酸化作用があり、細胞へのダメージを防げることから、アンチエイジングにも効果的です。
ポリフェノールも含まれているため、妊娠後期の飲みすぎには注意しましょう。
ダンデライオンルート(たんぽぽ茶)
ダンデライオンとはたんぽぽのことです。
たんぽぽ茶やたんぽぽコーヒーとしても楽しまれています。
西洋たんぽぽの根をローストしたものはコーヒーに似た風味なので、コーヒー派の妊婦さんにおすすめです。
血液の巡りをよくするため、産後にもおすすめです。
キク科の植物なので、アレルギーのある方は注意してください。
ジンジャー
日本でも多く出回っているショウガのハーブティーもおすすめのひとつです。
体を温め、血液の巡りをよくするので、冷え性の妊婦さんにおすすめです。
ただし、飲みすぎは胃腸などに影響を与える可能性があるため、注意してください。
ラズベリーリーフ
マタニティハーブとも呼ばれているのがラズベリーリーフです。
子宮や骨盤の周辺にある筋肉を緩める作用があるため、臨月の頃から飲むようにしましょう。
産後の体力回復にもおすすめです。
ラズベリーリーフには生理痛を和らげる効果もあります。
骨盤周辺の筋肉を緩めることから、妊娠初期や中期の摂取は避けるようにしましょう。
エルダーフラワー
エルダーフラワーにはビタミンCや抗酸化物質が豊富に含まれているため、風邪やインフルエンザの予防に効果的だと言われています。
また、免疫力を高める効果もあるので、市販の薬を飲みづらい妊娠中におすすめのハーブです。
ネトル
ネトルはビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
免疫力の向上や貧血予防にもおすすめです。
また、抗炎症作用があるため、アレルギー症状を和らげます。
花粉症などのアレルギーに悩む妊婦さんにおすすめです。
妊娠中に控えるべきハーブの種類
妊娠中に控えるべきハーブを6種類紹介します。
なぜ控える必要があるのかも一緒に解説しているので、ハーブティーを選ぶ際は気をつけてみてください。
カモミール
リラックス効果があるカモミールには子宮の収縮を促す作用があるため、妊娠中は控える必要があります。
また、キク科の植物なので、アレルギーのある方も注意が必要です。
ジャスミン
ジャスミンには子宮を収縮させる作用があるため、特に妊娠初期は摂取を控えましょう。
また、市販でもよく見かけるジャスミンティーですが、ノンカフェインの表記がない場合はカフェインが含まれているため、表記をしっかり確認する必要があります。
ハトムギ
ハトムギはノンカフェインですが、子宮を収縮させる作用や体外に異物を排出する作用があり、妊娠中は注意が必要です。
市販のお茶にブレンドされていることも多いため、購入前によく確認する必要があります。
レモングラス
レモングラスには子宮収縮作用があり、刺激が強いことから、妊娠中は控える必要があります。
一方で、リラックス効果や鎮痛作用があることから、産後の摂取をおすすめしたいハーブです。
ペパーミント
ペパーミントには胃腸の働きを整える作用がある一方で、胃酸の逆流に注意する必要があります。
そのため、逆流性食道炎などの症状がある妊婦さんは注意してください。
リコリス
リコリスには胃腸の不快感を改善する作用があります。
一方で、グリチルリチン酸という成分が含まれており、高容量の摂取は妊娠中に悪影響を及ぼすとされているため注意が必要です。
その他、セントジョーンズワートやセージ、フェンネルなども妊娠中は控えるようにしましょう!
妊婦さんにおすすめのハーブティー4種類
妊婦さんにおすすめのハーブティーのブレンドを4種類紹介します。
おすすめポイントも解説しているので、ハーブティーを選ぶ際の参考にしてみてください。
マタニティブレンド
便秘やむくみに悩んでいる妊婦さんにおすすめなのがマタニティブレンドです。
ほどよい酸味と甘味が感じられ、飲みやすいブレンドとなっています。
- ハイビスカス
- ネトル
- ローズヒップ
- たんぽぽ
- クリーバーズ
- エルダーフラワー
- ジンジャー
- ステビア
キク科のハーブが含まれているため、キク科アレルギーの方は控えるようにしてください!
ラズベリーリーフティー
妊娠8ヶ月から出産までの3ヶ月間に飲むようにしたいのがラズベリーリーフティーです。
緑茶のような風味でクセがなく、食事にも合うハーブティーで、産後の戻りのケアにも効果的です。
たんぽぽコーヒー
妊娠中もコーヒーを楽しみたい妊婦さんにはたんぽぽコーヒーがおすすめです。
完全ノンカフェインなので、安心して飲めます。
牛乳を加えて飲むのもおすすめです。
グリーンルイボスティー
一般的なルイボスティーは発酵させた茶葉を使用していますが、グリーンルイボスティーでは茶葉は発酵していないものを使用しています。
そのため、一般的なルイボスティーに比べて栄養素が豊富に含まれています。
飲みやすい味でノンカフェインなので、子どもも安心して飲めますよ。
妊娠中にハーブティーを飲む際の注意点
妊娠中の体はデリケートな状態になっています。
ハーブティーにはさまざまな有効成分が含まれているため、飲みすぎには注意が必要です。
目安として、1日2~3杯にしておきましょう!
妊娠中はハーブティーで体調を整えよう!
妊娠中に控えるべきハーブの種類や注意点とともに、妊婦さんにおすすめのハーブティーを紹介しました。
今回おすすめしたものは妊娠中も安心して飲めるハーブティーなので、ぜひ生活に取り入れてみてください!
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